内容説明
日本の台湾・朝鮮・満洲国などに対する支配において、「知」は、学問的知識・政策構想・イデオロギー・スローガンなど多様な形をとって現れた。「知」は帝国の支配にどのような役割を果たしたのか。植民地支配のなかで被支配者はどのような「知」を生み出したのか。国際日本文化研究センター国際共同研究、台湾での合同ワークショップ、韓国での共催シンポジウムの成果。
目次
第1部 研究の現状
第2部 植民地化と知の再編
第3部 植民地官僚の知と植民地在留日本人の知
第4部 帝国の知と欧米世界の知
第5部 被支配民族の知
第6部 脱植民地化/脱帝国化と知の再編
著者等紹介
松田利彦[マツダトシヒコ]
1964年生。京都大学大学院文学研究科現代史学専攻後期博士課程単位取得修了。京都大学博士(文学)。国際日本文化研究センター教授。総合研究大学院大学文化科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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