出版社内容情報
大名庭園が語られるとき、お殿様がいた近世に注目が集まるのに対し、近代はまったく忘れられてきたのではないか?
ところが幕末維新を経て、明治・大正・昭和という激動の時代をくぐりぬけるあいだに、庭園自体も、その都市のなかでの位置づけも、大きな変容をとげている。そして現在流布している各庭園のイメージは、じつは近代に形作られたといってよい。
こうした問題意識から、大名庭園のいまを知るために決して見落とすことができない近代の歴史を掘り起こす。
緒 論
第一部 岡山後楽園 小野芳朗
第一章 近世の御後園
第二章 近代の後楽園
結 章
コラム1 大名庭園の価値づけ―後楽園の水を巡る言説
第二部 金沢兼六園 本康宏史
第一章 近世の兼六園
第二章 近代の兼六園
結 章
コラム2 「兼六園」のシンボル
第三部 水戸偕楽園 三宅拓也
第一章 近世の偕楽園
第二章 近代の偕楽園
結 章
コラム3 もうひとつの公園―弘道館
第四部 高松栗林公園 三宅拓也
第一章 近世の栗林公園
第二章 近代の栗林公園
結 章
コラム4 岡倉覚三がみた栗林公園
おわりに
索引
小野 芳朗[オノ ヨシロウ]
著・文・その他
本康 宏史[モトヤス ヒロシ]
著・文・その他
三宅 拓也[ミヤケ タクヤ]
著・文・その他
内容説明
大名庭園が語られるとき、お殿様がいた近世に注目が集まるのに対し、近代はまったく忘れられてきたのではないか?ところが幕末維新を経て、明治・大正・昭和という激動の時代をくぐりぬけるあいだに、庭園自体も、その都市のなかでの位置づけも、大きな変容をとげている。そして現在流布している各庭園のイメージは、じつは近代に形作られたといってよい。こうした問題意識から、大名庭園のいまを知るために決して見落とすことができない近代の歴史を掘り起こす。
目次
第1部 岡山後楽園(近世の御後園;近代の後楽園)
第2部 金沢兼六園(近世の兼六園;近代の兼六園)
第3部 水戸偕楽園(近世の偕楽園;近代の偕楽園)
第4部 高松栗林公園(近世の栗林公園;近代の栗林公園)
著者等紹介
小野芳朗[オノヨシロウ]
1957年生。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。博士(工学)。京都工繊維大学大学院工芸科学研究科教授
本康宏史[モトヤスヒロシ]
1957年生。金沢大学大学院社会環境研究科学位取得。博士(文学)。金沢星稜大学経済学部教授
三宅拓也[ミヤケタクヤ]
1983年生。京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科造形科学専攻博士後期課程修了。博士(学術)。京都工芸繊維大学デザイン・建築学系助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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