幕末外交儀礼の研究―欧米外交官たちの将軍拝謁

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幕末外交儀礼の研究―欧米外交官たちの将軍拝謁

  • 佐野 真由子【著】
  • 価格 ¥5,500(本体¥5,000)
  • 思文閣出版(2016/07発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 403,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784784218509
  • NDC分類 210.59
  • Cコード C3021

出版社内容情報

近代外交の夜明けは幕末に―。
 日本と欧米の国との正式な外交関係は、安政4(1857)年、アメリカ総領事タウンセンド・ハリスの登城・将軍家定拝謁をもって幕を開けた。
 本書が取り上げるのは、徳川幕府終焉まで計17例を数えた、欧米諸国の外交官による将軍拝謁。幕府は自らの儀礼伝統に則り、同時に西洋の慣習とも齟齬のない形で、その様式を完成させていた。
 当時、対外関係の第一線にあった幕臣たちのその努力こそ、わが国が世界の舞台に立つための第一歩であった。政治交渉の過程とは異なる次元で展開した外交儀礼の形成過程は、従来の研究で見落とされてきた、もうひとつの幕末史である。

序 章

 ? 幕末外交儀礼の背景        

第一章 徳川幕府の儀礼と対外関係
 第一節 徳川幕府の殿中儀礼
 第二節 朝鮮通信使迎接儀礼の実態
 第三節 幕臣筒井政憲に見る外交経験の蓄積

第二章 欧米諸国の外交儀礼
 第一節 外交実務に関する規範
 第二節 非西洋地域への進出と儀礼観


 ? 幕末外交儀礼の展開        

第三章 アメリカ総領事ハリスの将軍拝謁(安政四年)
 第一節 ハリス謁見の実現経緯
 第二節 ハリス登城の一日(安政四年一〇月二一日)
 第三節 まとめ―近世から近代への連続

第四章 試行錯誤
 第一節 オランダ、ロシア代表の将軍拝謁(安政五年)
 第二節 アメリカ公使ハリスの将軍再拝謁(安政六年)とその後
 第三節 まとめ―持続可能な外交へ

第五章 儀礼様式の成立
 第一節 「永世不易の禮典」に基づく展開
 第二節 安定実施への到達
 第三節 まとめ―外交儀礼の定着と空白の意義

第六章 四ヵ国代表の将軍慶喜拝謁(慶応三年)
 第一節 背景と準備
 第二節 当日の大坂城
 第三節 その後の展開
 第四節 まとめ―幕末外交儀礼の新展開

終 章 「対等外交」をもたらした幕末外交儀礼


参考文献目録
あとがき
関係年表
掲載図表一覧
索引

佐野 真由子[サノ マユコ]
著・文・その他

内容説明

日本と欧米の国との正式な外交関係は、安政四(一八五七)年、アメリカ総領事タウンゼント・ハリスの登城・将軍家定拝謁をもって幕を開けた。本書が取り上げるのは、徳川幕府終焉まで計一七例を数えた、欧米諸国の外交官による将軍拝謁。幕府は自らの儀礼伝統に則り、同時に西洋の慣習とも齟齬のない形で、その様式を完成させていた。当時、対外関係の第一線にあった幕臣たちのその努力こそ、わが国が世界の舞台に立つための第一歩であった。政治交渉の過程とは異なる次元で展開した外交儀礼の形成過程は、従来の研究で見落とされてきた、もうひとつの幕末史である。

目次

1 幕末外交儀礼の背景(徳川幕府の儀礼と対外関係;欧米諸国の外交儀礼)
2 幕末外交儀礼の展開(アメリカ総領事ハリスの将軍拝謁(安政四年)
試行錯誤
儀礼様式の成立
四ヵ国代表の将軍慶喜拝謁(慶応三年))
「対等外交」をもたらした幕末外交儀礼

著者等紹介

佐野真由子[サノマユコ]
1969年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科(国際関係論専攻)卒業。ケンブリッジ大学国際関係論専攻MPhil課程修了。東京大学博士(学術)。国際交流基金、UNESCO本部勤務、静岡文化芸術大学准教授等を経て、国際日本文化研究センター(日文研)准教授。専門分野は、外交史・文化交流史、文化政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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