箜篌の研究―東アジアの寺院荘厳と絃楽器

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箜篌の研究―東アジアの寺院荘厳と絃楽器

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  • サイズ A5判/ページ数 265,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784784218493
  • NDC分類 768.1
  • Cコード C3070

出版社内容情報

 浄土では自然と音楽が湧きおこり、仏の功徳を謳っている―。
 寺院においてその音楽を象徴したのが、建築物に飾られた楽器である。長く仏教建築を荘厳しながらも今では廃れてしまった絃楽器「箜篌(くご)」。
 中国・日本の文献を博捜し、その実態を明らかにする。

序章
 コト形絃楽器とは/風で鳴るコト形絃楽器「ウィンドハープ」/箜篌三種/本書の構成

第一章 浄土の音
 風で動いて鳴るもの/自然に鳴るもの/自然に鳴る箜篌/箜篌の特殊性/美術作品にみる自然に鳴る音楽の表現

第二章 日本の美術作品にみる箜篌
 竪箜篌/鳳首箜篌/金剛箜篌

第三章 臥箜篌
   ―日本の仏教建築を荘厳するコト形絃楽器の源流―
 先行研究/箜篌の発生/箜篌の形態/フレットをもつコトの図像資料/文献史料にみるフレットをもつコト/朝鮮半島の玄琴の起源

第四章 日本における箜篌の漢字表記と雅楽寮での使用
 漢字表記と助数詞による区別の有無/雅楽寮での使用

第五章 仏教建築を荘厳する「箜篌」の資料分析
 文献史料にみる「箜篌」/美術資料にみる「箜篌」/考古資料にみる「箜篌」―鳥羽離宮跡出土コト形木製品―

第六章 中国・日本における「風琴」「風箏」
 中国の詩文にみる「風琴」「風箏」/「風箏」は凧か/唐代の史料にみる「風箏」/日本における「風箏」

第七章 仏教建築を荘厳する宝鐸の存在と音の意義
 「鐸」の字義/インドの宝鐸/中国の宝鐸とその音/自鳴する様々な体鳴楽器の音の意味/浄土の宝鐸/日本の宝鐸と鐘

終章


あとがき
初出一覧
図版一覧
索引

中安 真理[ナカヤス マリ]
著・文・その他

内容説明

浄土では自然と音楽が湧きおこり、仏の功徳を謳っている―寺院においてその音楽を象徴したのが、建築物に飾られた楽器である。長く仏教建築を荘厳しながらも今では廃れてしまった絃楽器「箜篌」。中国・日本の文献を博捜し、その実態を明らかにする。

目次

第1章 浄土の音
第2章 日本の美術作品にみる箜篌
第3章 臥箜篌―日本の仏教建築を荘厳するコト形絃楽器の源流
第4章 日本における箜篌の漢字表記と雅楽寮での使用
第5章 仏教建築を荘厳する「箜篌」の資料分析
第6章 中国・日本における「風琴」「風箏」
第7章 仏教建築を荘厳する宝鐸の存在と音の意義

著者等紹介

中安真理[ナカヤスマリ]
1971年、静岡県生まれ。2008年、早稲田大学大学院文学研究科芸術学(美術史)専攻博士後期課程単位取得満期退学。2014年、博士(文学)乙取得(早稲田大学)。高野山霊宝館学芸員を経て、2016年4月より京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。