変容する聖地 伊勢

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  • サイズ A5判/ページ数 321,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784784218363
  • NDC分類 175.8
  • Cコード C1021

出版社内容情報

 不変の聖地か/変容する聖地か―
 第六二回式年遷宮が行われた平成25年(2013)、伊勢神宮にはじつに900万人に上る参詣者が訪れたという。まさに21世紀の国民的 「聖地」といえるだろう。
 今日、伊勢神宮は古代から変わることなく受け継がれてきた聖域というイメージで語られる。しかし、その神宮像はそれほど時代をさかのぼるものではなく、神宮が移りかわる時代のなかで大きく変貌を遂げてきたことはあまり語られていない。
 本書は国内外の一線の研究者による古代から近・現代にわたる論考16編を収め、伊勢神宮の変容の歴史をひもとく。

序章 伊勢神宮―変容の歴史― ジョン・ブリーン(国際日本文化研究センター教授)

 ? 古代 
考古学からみた伊勢神宮の起源―ヤマト王権の伊勢支配― 山中 章(三重大学名誉教授)

伊勢に見え隠れする仏教 七六六?七八〇  ヘルマン・オームス(カリフォルニア大学ロサンゼルス校歴史学部名誉教授)

『延喜式』制以前の伊勢神宮―八?九世紀の内宮と外宮をめぐって― 小倉慈司(国立歴史民俗博物館准教授)


 ? 中世 
中世伊勢と仏教 ウィリアム・M・ボディフォード(カリフォルニア大学ロサンゼルス校宗教学部教授)

夢告と観想―鎌倉時代における僧たちの伊勢参宮― 伊藤 聡(茨城大学人文学部教授)

地中の仏教―伊勢神宮の地下からの眺望― D・マックス・モーマン(コロンビア大学バーナードカレッジ アジア文化学科教授)

混沌の始めを守る―度会行忠の混沌論と徳政― マーク・テーウェン(オスロ大学文化研究・東洋語学部教授)


 ? 近世 
復活か創造か―天正一三年の神宮式年遷宮をめぐって― 西山 克(関西学院大学文学部教授)

読み替えられた伊勢神宮―出口延佳、本居宣長を中心に― 斎藤英喜(佛教大学歴史学部教授)

御蔭参りにおけるお札降り現象―近世庶民の伊勢信仰の一側面―  劉 琳琳(北京大学外国語学院日本語学部准教授)


 ? 近代?現代 
伊勢における神仏分離 河野 訓(皇學館大学副学長)

神苑会の活動と明治の宇治山田 谷口裕信(皇學館大学文学部准教授)

修学旅行と伊勢 高木博志(京都大学人文科学研究所教授)

昭和四年式年遷宮と伊勢 田浦雅徳(皇學館大学文学部教授)

戦後の伊勢―プリント・メディアにみる神宮と式年遷宮― ジョン・ブリーン

補論
浮遊する記号としての「伊勢」―日本史における伊勢神宮の多重性と神道の絶えざる再コード化―  ファビオ・ランベッリ(カリフォルニア大学サンタバーバラ校宗教学科教授)


あとがき
索引
執筆者紹介

ブリーン ジョン[ブリーン ジョン]
国際日本文化研究センター教授

内容説明

第62回式年遷宮が行われた平成25年(2013)、伊勢神宮にはじつに900万人に上る参詣者が訪れたという。まさに21世紀の国民的「聖地」といえるだろう。今日、伊勢神宮は古代から変わることなく受け継がれてきた聖域というイメージで語られる。しかし、その神宮像はそれほど時代をさかのぼるものではなく、神宮が移りかわる時代のなかで大きく変貌を遂げてきたことはあまり語られていない。本書は国内外の一線の研究者による古代から近・現代にわたる論考16編を収め、伊勢神宮の変容の歴史をひもとく。

目次

1 古代(考古学からみた伊勢神宮の起源―ヤマト王権の伊勢支配;伊勢に見え隠れする仏教 七六六~七八〇;『延喜式』制以前の伊勢神宮―八~九世紀の内宮と外宮をめぐって)
2 中世(中世伊勢と仏教;夢告と観想―鎌倉時代における僧たちの伊勢参宮;地中の仏教―伊勢神宮の地下からの眺望;混沌の始めを守る―度会行忠の混沌論と徳政)
3 近世(復活か創造か―天正一三年の神宮式年遷宮をめぐって;読み替えられた伊勢神宮―出口延佳、本居宣長を中心に;御蔭参りにおけるお礼降り現象―近世庶民の伊勢信仰の一側面)
4 近代~現代(伊勢における神仏分離;神苑会の活動と明治の宇治山田;修学旅行と伊勢;昭和四年式年遷宮と伊勢;戦後の伊勢―プリント・メディアにみる神宮と式年遷宮)

著者等紹介

ブリーン,ジョン[ブリーン,ジョン] [Breen,John]
1956年生。ケンブリッジ大学日本学科博士号取得。国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アメヲトコ

8
古代から変わらない存在としての伊勢神宮ではなく、それがいかに時代とともに変容してきたのかという視点から、古代から現代まで16本の論考をまとめた共同研究。とりわけ中世近世の仏教との関係が興味深いです。谷口論文を除いて都市空間への視点は稀薄で、もう少し地図が欲しかったところ。2019/08/04

ざっきい

1
伊勢に興味があり読んだ本。古代から中世、近世、現代までの伊勢神宮の在り方、捉えられ方がわかる良書。神宮がある種統治のツールとして利用されていることから、日本精神史とも見れる。2016/11/15

katashin86

0
お伊勢さんにはこれまで4度ほどお参りしたことがあり、その聖地然としたたたずまいに深い感銘をうけてきた。その感銘を失いたくなくて、神社・神道なるものについて学問的なアプローチをこれまで避けてきた。つい好奇心に負けて手に取ったこの本、たいへん興味深く読めたが、やはり開けてはいけないドアだったような気もする。2017/01/03

tnk

0
ジョン・ブリーン「戦後の伊勢―プリント・メディアにみる神宮と式年遷宮」が面白い。1953,73,93年の遷宮にまつわる広報と新聞報道の在り方の変遷を説く。2022/07/19

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