内容説明
桃太郎は、なぜ桃から生まれてくるのだろうか―その答えは『古事記』のなかにあった。これまで別々のジャンルで扱われてきた「神話」と「伝説」「昔話」について、総合的・学問的に研究する「神話・伝承学」。本書は11の章と7つのコラムにより、魅力ある「神話・伝承学」の世界へいざなう、格好の入門書。
目次
「神話・伝承学」とはなにか
『古事記』、神々の世界を読む
日本神話とシャーマニズム
もうひとつの「古代神話」―沖縄・台湾
神仏習合と中世神話
スサノヲの変貌と「韓国神話」
仏教と神々―八幡神を中心に
妖怪譚―土佐の河童伝承を事例として
神話・伝説・昔話への新しい視点
ギリシア神話を学ぶ
『古事記』はいかに読まれてきたか
著者等紹介
斎藤英喜[サイトウヒデキ]
1955年生。日本大学文学研究科博士課程満期退学。佛教大学歴史学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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