出版社内容情報
帝国劇場・築地小劇場・東京宝塚劇場を取り上げ、当時の言説、図版、写真、インタビュー等の資料から、劇場近代化の特色を描く。
内容説明
明治・大正・昭和初期における劇場の近代化に大きな影響を与えた3つの劇場、帝国劇場(明治44年開場)・築地小劇場(大正13年開場)・東京宝塚劇場(昭和9年開場)を取り上げ、当時のさまざまな言説、図版、写真、インタビューなどの資料を読み解き、西洋の劇場近代化過程とも比較しながら日本の劇場の近代化の特色を描きだす。
目次
第1章 帝国劇場以前の歌舞伎劇場に見られる近代化(明治期における新しい劇場建設の背景;運営システム ほか)
第2章 帝国劇場に見られる近代化(帝国劇場建設の背景;運営システム ほか)
第3章 築地小劇場に見られる近代化(築地小劇場建設の背景;運営システム ほか)
第4章 東京宝塚劇場に見られる近代化(東京宝塚劇場建設の背景;運営システム ほか)
第5章 帝国劇場・築地小劇場・東京宝塚劇場に見られる「劇場」の近代化(西洋における劇場の近代化とアドルフ・アッピアの改革;明治・大正・昭和初期における劇場建築の変化 ほか)
著者等紹介
永井聡子[ナガイサトコ]
岡山県出身。名古屋大学大学院工学研究科建築学専攻博士後期課程修了・工学博士(2001)。知立市文化会館チーフプロデューサー(1999~2008)を経て、2008年静岡文化芸術大学専任講師、2012年静岡文化芸術大学准教授。独立行政法人日本芸術文化振興基金演劇分野専門委員(2013年度)、日本建築学会文化施設小委員会WG委員、静岡市清水文化会館演劇系アドヴァイザー(2012~)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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