憲政常道と政党政治―近代日本二大政党制の構想と挫折

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憲政常道と政党政治―近代日本二大政党制の構想と挫折

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  • サイズ A5判/ページ数 370,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784784216628
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C3021

目次

序論 近代日本における「憲政の常道」の意味
第1部 大正政変期における二大政党論の構築(日露戦後における二大政党論の形成―憲政本党と桂太郎の政治戦略(一九〇〇~一九一三)
対外硬派の二大政党論―憲政促進記者団のメディア戦略(一九〇四~一九一八)
吉野作造の二大政党論―大正期の政治改革論における理念と現実(一九〇四~一九二七))
第2部 憲政常道論の形成と展開(「憲政常道」と「政界縦断」―大正期二大政党の政治戦略(一九一六~一九二四)
政党内閣期の憲政常道論―総選挙による政権交代をめざして(一九二四~一九三一))
第3部 憲政常道と二大政党政治の崩壊(「協力内閣」構想と元老西園寺公望―犬養内閣の成立をめぐって;憲政常道の崩壊と元老西園寺公望―五・一五事件後の政局に関する一考察)
結論 近代日本における二大政党政治の構想と挫折

著者等紹介

小山俊樹[コヤマトシキ]
1976年広島県福山市生。京都大学文学部(日本史学専攻)卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。立命館大学文学部講師などを経て、現在、帝京大学文学部史学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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バルジ

3
近代日本の政治史において欠かせない「憲政常道」をその言説の成立から消滅までを一筋の線で描く良書。二大政党による政党内閣を表すスローガンとしての「憲政常道」には2つの潮流があったらしい。①多数党原理②両統迭立がそれである。この2つの潮流がせめぎ合う中で実際の政治運用によって内実が定まってくるが、8年の政治運用ではあまりにも短かったように思われる。衆院解散を躊躇う首相、二大政党の党首双方が党内を掌握できない末期的な政党ガバナンスの弛緩が政党政治に与えた影響は利己的な政争と相俟って政党の「自殺」を招いた。2020/07/24

Naoya Sugitani

1
憲政常道という言葉がどういう意味を持ち、議論されていたかを明らかにした一冊。政党政治、政党内閣の歴史的意義と二大政党制を問い直す良書。2017/07/16

katashin86

0
中公新書「五・一五事件」が好評の著者の博士論文を基とする研究書。表紙の、理論的主導者たる吉野作造と政治過程主導者たる西園寺公望の動向を中心に、政党政治が「憲政常道」として正統性を獲得し、そのそばから政争のもと崩壊していくさまを幅広い論点・アクターをカバーしながら論じる。 戦前二大政党制は現代的意義をもつ論点として昔から関心があり、いろいろ読んできたがその中でもとても勉強になる好著だった。2021/06/13

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