後鳥羽院政の展開と儀礼

後鳥羽院政の展開と儀礼

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  • サイズ A5判/ページ数 309,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784784215362
  • NDC分類 210.42
  • Cコード C3021

目次

第1章 後鳥羽上皇研究の進展と課題
第2章 後鳥羽天皇在位から院政期における神器政策と神器観
第3章 大嘗会和歌地名に見る王権と在地―後鳥羽天皇大嘗会を中心に
第4章 承久の乱にいたる後鳥羽上皇の政治課題―承久年中「修法群」の意味
補論 後鳥羽上皇の修法実修過程―承久二年十月十三日付醍醐寺成賢普賢延命法供米支配状写
第5章 承久の乱における後鳥羽上皇の寺社政策―「四箇神領」の創出と熊野・賀茂・石清水社

著者等紹介

谷昇[タニノボル]
1939年大阪府生まれ。1960~2000年、滋賀県立高校教員をつとめ、定年退職後、2000年4月立命館大学文学部日本史学専攻に入学。同大学院を経て、2009年3月博士後期課程を修了。博士(文学)。現在、立命館大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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maekoo

7
高校科学教諭定年退職後立命館大学で後鳥羽院研究を学生達と追及し教授陣から分け隔てなく指導を貰い修士論文をあげ文学博士号を習得した氏の実証的で論理的な後鳥羽院の政治課題と儀礼(公事・宗教)の関係を分析した面白い論文集です! 壇ノ浦に沈んだ宝剣に関わる神器観やその政策(継体天皇の例も引き合いに)風土記を含む大嘗会和歌地名と政治との関係、密教修法等宗教儀式がどう政治と絡んでいたか又文化をどう生かしたかも科学的に分析しています。 特に承久の乱前後の院の修法動向や政治姿勢は興味深いです! 巻末の年表は65Pの大作!2022/11/27

wasuregai

0
アプローチの視点は面白かったんだけど、結論に向かっていくにつれ、うぅ~ん、、、、という気が。もっと画期的な論があればよかったかな。但、天皇家の政治的行事とか和歌の扱いを分析して、彼らがどういう方向をめざしてたのか?を研究する視点は今後研究が深められていかなきゃいけないとは思う。2010/10/04

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