目次
1(「教育のメディア史」試論―近世の「文字社会」と出版文化;西洋の教育文化における音声言語と書記言語の葛藤―教育史認識の「メディア論的転回」によせて;「テレビ的教養」のメディア史―教育史と文化史が見落としたもの)
2(往来物のテクスト学;近世後期における旅の学習効果―メディアとしての名所;近世僧侶における町人との交わり―知の伝達メディアとしての僧侶に関する一試論)
3(学齢児童成立史―「小学校児童」というメディア;明治前期の道徳教育メディアにみる学校と社会―教育錦絵・学校用修身教材・教育幻灯の比較分析;メディアによる女学生批判と高等女学校教育―女性が教育を受けることはどのようにとらえられたか)
4(閉じられたハワイ移民教育の記憶―日本語学校は何を語るのか;「沖縄言語論争」再考;「学徒出陣」研究序説)
著者等紹介
辻本雅史[ツジモトマサシ]
1949年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。京都大学大学院教育学研究科教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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