目次
序章
第１章 一九四八年における昭和天皇の退位問題
第２章 吉田茂の新憲法運用
第３章 一九五〇年代の改憲問題
第４章 象徴天皇制の定着
補論 「日本憲法の再検討」問題
著者等紹介
冨永望［トミナガノゾム］
１９７４年船橋市生まれ。１９７７年京都大学文学部卒業。２００５年学位取得、京都大学博士（文学）。２００９年現在、大阪産業大学・兵庫県立大学・京都造形芸術大学・京都大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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あめ
1
調べものをすべく手に取った一冊。論文のごとく理論が丁寧に（出典を明らかにしつつ）展開されている。この分野では珍しく貴重なアカデミック文献。「象徴天皇制」という語句の定義と起源への言及から序論を展開していく方法はとても誠実である。全体としては「定着」つまりは「歴史」に焦点を当てて書かれており、歴史的事実・資料・統計などを盛り込んで現行の天皇制に至るまでの流れを丁寧に説明している。2015/02/19
