佛教大学鷹陵文化叢書<br> 中国銅銭の世界―銭貨から経済史へ

佛教大学鷹陵文化叢書
中国銅銭の世界―銭貨から経済史へ

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784784213467
  • NDC分類 337.222
  • Cコード C3022

目次

宝貝はどのような貨幣か
青銅貨幣の出現
いわゆる戦国貨幣の統一―半両銭
財政貨幣の成立―五銖銭の歴史的位置
巨大幣値の出現―王莽銭と呉・蜀の大銭
貨幣単位「文」「貫」の成立―魏晋南北朝
私鋳銭の時代―開元通宝と私鋳銭の二元構造
支配の正当性―五代十国
年号銭の時代―宋代独裁君主の貨幣
鉄銭の論理
東アジアの通貨
紙幣時代の銅銭―元代の鈔と銅銭
中国における通貨体制の転換―明代における財政貨幣の崩壊

著者等紹介

宮澤知之[ミヤザワトモユキ]
1952年生まれ。1976年京都大学文学部卒業。1982年京都大学大学院文学研究科博士後期課程退学。1983年佛教大学文学部助手、専任講師、助教授をへて、1998年佛教大学文学部教授。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐藤丈宗

2
春秋戦国時代から銅銭が通貨としての中心の座から下りる明末清初まで。銅銭を主役に描かれたユニークな中国通史。当然ながら経済の話題がメインとなる。文献史料だけではなく考古学の研究成果もふんだんに利用して書かれているので、なかなか読み応えがある。現代日本人の持っている通貨としての貨幣という概念にとらわれていると奇異にみえる中国銅銭の世界。各王朝が抱えた貨幣に関する課題・問題も実は似通っており、悪戦苦闘する歴代政権の姿は他の通史では、なかなか読むことができないと思う。2018/02/13

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