出版社内容情報
《内容》 医療する側と患者の社会経済的な接点ともいえる診療報酬の実態はなかなかつかみ難い。医療ジャーナリズム界で活躍してきた著者が、診療報酬と社会背景に関して膨大な史料を基に歴史的な考証を加え、古代から明治期にいたる歩みを外国にも視野を広げて跡づけた大著。
内容説明
本書は診療報酬、つまり医療費または医療料金がその昔から昭和のはじめ頃までに、どのように変遷したかの歴史を記述したものです。
目次
古代の国ぐにの医事制度
中世各国の医事制度
武家の時代と僧医の活躍
近世初期の欧州の医療事情
江戸時代の医事と報酬
幕末を彩った二人の巨帥
江戸期にみる二つの養生所
維新直後にみる医療政策
明治初期の病院と入院料
医療費公定化のモデル〔ほか〕