内容説明
国際日本文化研究センターの共同研究の報告。幅広い性格をもつ本草と博物学の世界を、ひとつの構築された知的宇宙としてのみならず、学問・産業・芸術のような分野への影響という観点からも多面的に分析している。
目次
4 施策(徳川吉宗の享保改革と本草;享保改革期の朝鮮薬材調査;徳川吉宗の唐馬輸入;江戸時代の鳥獣とその保護)
5 渡海(本草学と植物園芸;海峡の植物園―ペナンとシンガポール;イスラム圏の香料薬種商)
6 考証(生薬の変遷―常山について;小野蘭山本草講義本編年攷;稲生恒軒・若水の墓誌銘について)
7 企図(『本草綱目』を読むためのコンピュータツール)
索引(人名・書名)
著者等紹介
山田慶兒[ヤマダケイジ]
1932年生まれ。京都大学理学部卒業。同大学院文学研究科修了。同志社大学工学部助教授、京都大学人文科学研究所助教授・教授を経て、国際日本文化研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。