活性酸素と野菜の力

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  • サイズ A5判/ページ数 202p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784782103111
  • NDC分類 491.65
  • Cコード C1047

内容説明

ガンと老化の元凶・活性酸素を撃退。野菜のスーパーパワーを検証。

目次

近代栄養学のパラダイムとパラドックス―はじめに問題ありき
「ビタミンCは熱に弱い」の迷信―加熱の重要性
古典化学を超える分子種とその状態:スーパーケミカルズ―我々はそれから逃れられない
野菜の抗酸化成分は天の恵み―心臓病の予防に野菜・果物・赤ワイン
炎症と発がん―アスピリンのがん予防効果
NOxとがん―「一酸化窒素(NO)の明暗」
ウイルス感染症と酸素ラジカル―ウイルスよ、お前もか
発がんの普遍的メカニズム―慢性感染/化学発がん剤/放射線の共通項は酸素ラジカル
がん化の多段階説
大腸発がんと高脂質・高鉄分摂取との高い相関関係―鉄分添加食の新たな問題
脂質過酸化物から悪玉の親分・脂質ラジカルの生成―ヘム鉄の関与の重要性(問題)
高脂質食はすべて悪いか?―リノール酸vs.オレイン酸
ビタミンCとβ-カロチンの大量摂取はがん予防にならない―実験室モデルによるドグマの崩壊
生活習慣・食生活とがん―がんの7割は避けられる?
環境汚染と食品の安全性―オーガニックフードの隆盛
残された問題/今後の課題―次世代栄養学と反栄養素

著者等紹介

前田浩[マエダヒロシ]
医博・農博。崇城大学薬学部教授・熊本大学名誉教授。兵庫県生まれ。1962年東北大学農学部卒業。1964年カリフォルニア大学大学院修了(MS)(フルブライト)。1968年東北大学大学院DC修了(医学部細菌学)、同助手。ハーバード大学ダナファーバー癌研究所主任研究員。1981年熊本大学医学部教授。2004年熊本大学名誉教授、崇城大学薬学部教授。賞等:1989年米国サンアントニオ市名誉市長、同オクラホマ州名誉州民。1995年日本細菌学会浅川賞。1996年高松宮癌研究財団学術賞。1998年ドイツFrey‐Werle財団(ミュンヘン)金賞。2003年米国制御徐放学会、Nagai Innovation Award for Outstanding Achievement受賞。2007年王立英薬学会よりLife Time Achievement Award

金澤文子[カナザワアヤコ]
農博(東北大学)。北海道大学大学院医学研究科公衆衛生学分野客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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はふ

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活性酸素は、細胞やDNAを傷つけ、ガンや老化、動脈硬化等の様々な疾患の原因となる物質である。この活性酸素を中和するために、主にビタミン類(A、C、E)を摂る必要がある。だから野菜を多く摂ることが、健康になる上で外せないことである。しかし、ただ単に野菜を食べるだけではなく、食べ方にも注意する必要がある。植物細胞はヒトの消化液では壊れないため、生野菜で食べるのではなく、茹でて有用成分をスープ中に溶け出させるために、スープで摂取したほうがより良い。野菜が持つ抗酸化作用の力なくしては健康は得られないのだ。2023/01/11

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