目次
1 「道徳」という言葉について考えてみよう(意味がわからないままつかわれる言葉;「道徳」という言葉の意味;うすっぺらな道徳と厚みのある道徳)
2 具体的に考えてみよう(満員電車で席をゆずるのは、だれ?;歌にうたわれないヒーロー)
3 さらに考えてみよう(だれかがしなければいけないこと;だれが最後の席をゆずるべきか?;僕の「まとめ」)
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年、東京都生まれ。思想家。武道家。東京大学文学部仏文科卒。専門はフランス現代思想。神戸女学院大学名誉教授。京都精華大学客員教授。合気道凱風館館長。小林秀雄賞などの他、著作活動全般に対して伊丹十三賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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GX
4
これから先、どのように「道徳」に対して、向き合うのか、根源的なところで教えを得ることができました。並行して同じ著者の「先生はえらい」も読んでいました。両方の著書を読むことで、この本をどのように読んで欲しいのか、という著者の思いにも触れることができたような気がします。2020/06/21
pota
3
小学校で評価が付くようになるので何かと話題の道徳。昨年「ともだちや」を題材にした道徳の授業参観で、モヤモヤした気持ちになったままひきずっていた。図書館の新刊コーナーで見つけ、大好きな内田先生ということもあり即借りた。一言で言うと「すとん」とした。道徳ってそういう事かーと納得するとかそういう次元ではなく、あなたは対社会、どんな姿勢で生きていきますか?と突きつけられる内容。子供に読んであげたいけど(もしくは自分で読んでほしいけど)、どんな反応するか?最後まで行けるか?__2巻3巻も機会があれば読みたい。2019/04/23