内容説明
本書は豊富な練習問題と実践例を掲載しており、フィールドワークを指導している教員がすぐに授業で活用することができます。また、フィールドワークを学びたい学生がPart1のワークシートを使ってフィールドワークを独習することも可能です。本書はわかりやすく、シンプルな表現を使うようにしており、日本語が中上級レベルの留学生(国際学生)の言語文化の応用活動としても活用できるテキストです(調査のための基本語彙リストつき)。また、国内学生と国際学生の協働フィールドワークの進め方や学生たちの協働フィールドワークの実践例も多く掲載していますので、国際共修のクラスでのグループ・プロジェクトにもご活用いただけます。本書は具体的なオンライン・フィールドワーク教育のさまざまな実践例が掲載されていますので、国内の遠隔地や海外とつないだフィールドワークの指導や学生の実践の参考にすることができます。本書のPart3ではさまざまな分野の教員たちのフィールドワーク教育の実践例も掲載しています。文化人類学、多文化教育、留学生教育、地域史、移民研究、環境学、経営学、クリティカル・リテラシー、日本語教育など、学際的なフィールドワーク教育の方法を知ることができます。
目次
1 授業・独習用に活用できるワークシート(フィールドワークって何?;計画を立てる;情報を集める ほか)
2 ワークシートの使い方(準備指導(第1回~第3回)
実施指導(第4回~第8回)
結果のまとめと発信の指導(第9回~第15回))
3 フィールドワーク実習の例(多文化の街に生きる人びとのフィールドワーク:新大久保における多文化共生;被災地の人びとの声を伝える多文化フィールドワーク;「地方創生」:留学生が福井をフィールドワークする ほか)
著者等紹介
村田晶子[ムラタアキコ]
法政大学教授。専門:教育人類学、多文化教育、日本語教育
箕曲在弘[ミノオアリヒロ]
早稲田大学教授。専門:文化人類学
佐藤慎司[サトウシンジ]
プリンストン大学。日本語プログラムディレクター。専門:教育人類学、日本語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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