出版社内容情報
精神医療という名のもとに,実際にどのような活動が
どのように「実践」されているのだろうか。
そして、精神医療の「問題」は誰にとって「問題」なのか。
さまざまな立場から,さまざまなやり方で「心の病い」と向き合う人びとの営みを記述したエスノメソドロジー研究
本書の関心と目的を,問いの形で簡潔にまとめるならば,次のようになる。すなわち,精神医療に対してさまざまな価値判断があるなかで,精神医療という名のもとに,実際にどのような活動がどのようにして行われているのだろうか。この問いのもとに,現代日本における精神医療という実践を参与者の志向に即して見通しよく記述すること,これが本書の目的である(「序章」より)
著者紹介
河村裕樹(かわむら ゆうき)
一橋大学 社会学研究科 特任講師(ジュニアフェロー)
独立行政法人国立国際医療研究センター
臨床研究センター生命倫理研究室 特任研究員。博士(社会学)
内容説明
精神医療という名のもとに、実際にどのような活動がどのように「実践」されているのだろうか。さまざまな立場から、さまざまなやり方で「心の病い」と向き合う人びとの営みを記述したエスノメソドロジー研究。
目次
第1部(本書の問題設定と目的;精神医療の臨床における展開;精神医療と精神疾患についての社会学的研究の展開;エスノメソドロジー研究の方法論的態度)
第2部(デイケアでの1日;精神科デイケアにおける道徳的秩序の達成;患者の要望と医師の説得技法;「摂食障害者」であることの説明実践;精神医学的診断と経験の再編成)
著者等紹介
河村裕樹[カワムラユウキ]
一橋大学社会学研究科特任講師(ジュニアフェロー)。独立行政法人国立国際医療研究センター臨床研究センター生命倫理研究室特任研究員。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。