出版社内容情報
柳田國男,内田義彦,宮本常一,司馬遼太郎,白洲正子,柳宗悦,南方熊楠。七賢人の著作と思想に探る,観光学の再構築への鍵。
はじめに
序章 文化と観光と人文知
1 「観光」再考
2 忘れてはならない人文知
3 内田義彦が残した言の葉を手掛かりに
4 「脱観光的」観光力
第1章 柳田國男の警鐘
1 経世済民、学問救世と民俗学
2 「遊海島記」の世界に観る文化と警鐘
3 今一度再考したい、文化とは?
4 文化政策再考
5 まちつむぎと観光の所在
第2章 宮本常一の憧憬
1 民俗学への旅
2 観光文化論の創始者
3 観光資源と常在観光のススメ
4 「若い人たち・未来」のために
第3章 司馬遼太郎の葛藤
1 日本とは、文化とは、文明とは?
2 街道と文化
3 もう一度、近江に
4 絶筆『濃尾参州記』の旅
第4章 白洲正子の愛惜
1 美をさらに輝かせるもの、それは楽屋裏
2 湖北(江北)をゆく
3 湖北とかくれ里
第5章 柳宗悦の美学
――対峙して談じる柳田國男――
1 民藝と用の美というくらしの流儀
2 民藝と民俗学
――対峙して談じる柳と柳田――
第6章 南方熊楠の地平0
――交して信じる柳田國男――
1 南方のまなざし
2 神社合祀令に抗して
3 真摯な遊び心と真実
*
註
おわりに――謝辞に代えて――
事項索引
人名索引
井口 貢[イグチ ミツグ]
著・文・その他
内容説明
観光学は「金もうけ学」でいいのか!?柳田國男、内田義彦、宮本常一、司馬遼太郎、白洲正子、柳宗悦、南方熊楠。七賢人の著作と思想に探る、観光学の再出発への手がかり。
目次
序章 文化と観光と人文知
第1章 柳田國男の警鐘
第2章 宮本常一の憧憬
第3章 司馬遼太郎の葛藤
第4章 白洲正子の愛惜
第5章 柳宗悦の美学―対峙して談じる柳田國男
第6章 南方熊楠の地平―交して信じる柳田國男
著者等紹介
井口貢[イグチミツグ]
1956年滋賀県生まれ。滋賀大学経済学部卒業。滋賀大学大学院経済学研究科修士課程修了。同志社大学政策学部総合政策科学研究科教授。文化政策学・文化経済学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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