内容説明
ブータンに憧れた一人の医師が、多くの人びとの協力のもとスタートした、地域に根ざすプロジェクトの記録。そこには人びとのぬくもりがあった―。
目次
龍の国への扉
日が暮れても
ふらつく足元
俺の部屋で暮らせばいい
愛してるよ!
龍の国での健診
笑顔に乾杯
進め救急車
毒を盛る女と毒を吸う男
白い煙
好調も好調、絶好調よ
灯る火
おばあさんの涙
著者等紹介
坂本龍太[サカモトリョウタ]
東北大学医学部卒業。国立国際医療センター救急部、総合地球環境学研究所プロジェクト研究員等を経て、京都大学白眉センター助教。医学博士(京都大学)。専門はフィールド医学、公衆衛生学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろぞー
6
高齢社会と言われる中、ブータンも例外ではなく疾病予防を働きかけていく。表面的ではあるがブータンの方の人柄や習慣、住んでいる環境や宗教面など興味深く読んだ。書き方も読みやすい。これからどのような形でブータンに坂本医師チームのプロジェクトが根付いていくか楽しみです。昔は日本もブータンのような感じの時期もあったんだろうなぁ。2016/08/02
Sanchai
0
著者の現地での活動については耳にする機会があったが、実際の活動記録を読むのは初めて。ブータンの地方の医療事情が現地の医療従事者の視点で語られているのは非常に有用な情報を提供してくれている。つくづく、ブータンって思った通りに話が進まない国なんだなと思う。高血圧には気を付けましょう。2020/03/15
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