概念分析の社会学―社会的経験と人間の科学

概念分析の社会学―社会的経験と人間の科学

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  • サイズ A5判/ページ数 274p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779503146
  • NDC分類 361.04
  • Cコード C3036

内容説明

専門的知識と社会的経験。概念を介した両者の相互作用のなかに実践の論理を探る。

目次

第1章 類型から集団へ―人種をめぐる社会と科学
第2章 遺伝学的知識と病いの語り―メンバーシップ・カテゴリー化の実践
第3章 医療者の“専門性”と患者の“経験”
第4章 触法精神障害者の「責任」と「裁判を受ける権利」―裁判と処罰を望むのはだれなのか
第5章 「被害」の経験と「自由」の概念のレリヴァンス
第6章 化粧と性別―“素肌”を見る方法
第7章 優生学の作動形式―永井潜の言説について
第8章 科学社会学における「社会」概念の変遷

著者等紹介

酒井泰斗[サカイタイト]
1967年生まれ。大阪大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程中退。音楽制作会社を経て現在は金融系企業のシステム部に所属。ルーマン・フォーラム管理人

浦野茂[ウラノシゲル]
1967年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。社会学専攻。青森大学准教授

前田泰樹[マエダヒロキ]
1971年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。社会学専攻。東海大学准教授

中村和生[ナカムラカズオ]
1970年生まれ。明治学院大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学専攻。明治学院大学他非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぷほは

2
ループ効果の説明にハッキング自身の立場に加え、エスノメソドロジーをはじめとした社会学の観点が追加されるため、観念と実在の相互作用という哲学的枠組みから、専門知と日常生活の相互作用という経験的な枠組みに軌道修正されている様が以前よりは分かるようになった。それらをp.日常生活→専門知の生成、q.専門知→日常生活、r.再編成された日常生活→専門知の修正、といった形で図式化する。この場合の専門知とは必ずしも科学や学術制度内の知識だけに限られないと思うのだが、そうするとやはりp.とq.が分かりにくくなるのだろうか。2018/08/04

mashi

1
社会学における概念分析の方法は看護学のそれと違って特に標準化されていないのでしょうか。STSの変遷の章は参考になりました。2020/03/10

check mate

0
全体の要所々々に配置されたナビゲーションによって、個々の論文の全体における位置づけが確認できるので、私のような部外者にとって親切。企画から刊行まで時間がかかった(らしい)だけのことはある。2016/06/09

moriteppei

0
B

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