感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニテス的遍歴
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☆=4/5 人は「周囲の環境が持つ複雑さ」を文化システムを介して縮約なり要約なりすることでうまい事生活を営んでいる(『なめ敵』的論点)。 その「複雑さを手なずけるための諸実践」の分析本。 人類社会が狼をうまいこと手なずけていった結果犬が生まれ、可聴範囲の周波数を家畜化して音楽を作っていったように、複雑さとか不確実性をうまいこと抑え込んで来たのが文明。 文化は単純化を担うインタフェース。人々はこうした文化を介して相互行為を調整する。大枠そんな話かと。2023/09/18
asaam
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腐女子に、オタクの人にインタビューしてますって話しかけると無視された。排他的。やらはた。2016/07/09
james_moriarty
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「(身体の内外に広がる)世界」と「人間(の精神や行動)」の関係はとても興味深い。本書は、心理学だけではなく、哲学や言語学や脳科学や民俗学や文化論や社会学などにもつながり研究の奥深さを示している。2024/02/07
田中彰英
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モノの形が変わることで、扱い方(アフォーダンス)が変わる。それによって新たな世界の捉えが生まれる。 存在している世界に、扱い方を設定することで意味を付与するのが、人間の最大の特徴。2022/08/02
m0t0m
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デザインでモノの扱い変わるという 製作側にも問われる指摘 2018年センター国語より