出版社内容情報
遺された者たちが立ち直り、新たな道を歩むために!
日本グリーフ・ケア・センター代表で、妻をなくしてから30年余り、
喪失という悩みをかかえる人たちを「支える会」で運営してきた著者
による、
ボランティア活動で得たさまざまな体験
──感じたこと、気づいたこと──を当事者の視線から綴った書物。
内容説明
悲嘆からの立ち直りと、新たな出発のために!自らも妻を亡くした著者が、30年に及ぶグリーフケア活動の実践と自らの実感のなかから、悲嘆からの立ち直りと死別体験の意味について考察した渾身のエッセイ集。
目次
1 死別といかに付き合うか(喪失に伴うさまざまな感情―悲嘆(立ち直り)作業の「霊」的側面
生きた精神の証―記憶という濾過装置
まっさらな空間―自性清浄を求めたオルガの夫
立ち直るために―悲嘆作業の四つの課題
過ぎ去りし日の至福に感謝して―車中の聖母子 ほか)
2 悲嘆に関するQ&A(立ち直りの時間はどれくらいかかるのでしょうか?;死別の悲しみは、夫婦の関係のあり方によっても違ってくるものでしょうか?;悲しみの感情は、回避してはいけないのでしょうか?;立ち直るには意志力が必要なのでしょうか?;感情を素直に表現出来ると、立ち直りも早いと言われていますが? ほか)
著者等紹介
長田光展[オサダミツノブ]
中央大学名誉教授。1936年沼津市生まれ。1965年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学(アメリカ文学専攻)。1965年より東京都立商科短期大学講師、助教授を経て、1970年より中央大学文学部講師、助教授、教授。2007年定年退職。平成5年より東京杉並で「伴侶の死の悲嘆にある人々を支える会」(通称「支える会」)の活動を開始。現在「日本グリーフ・ケア・センター」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。