出版社内容情報
東映・東宝・松竹・日活・大映、映画5社が輝いた同時代映画を相手に、小川徹的「裏読み」ともいえる「裏返し」的映画批評の実践
内容説明
唸る銃弾、煌めく白刃。怪猫乱舞に褌芸者。港出船にギターが咽ぶ。過ぎた昔を求めて辿る。花と怒涛の銀幕「裏」街道!観てから読むか?読んでから観るか?さあ、どーするどーする。
目次
第1章 七つの顔の男だぜ―二人の多羅尾伴内
第2章 天皇と怪獣怪人総進撃―黒澤明と東宝特撮メモリアル
第3章 大映怪奇映画の系譜―「座頭市」と「狂四郎」以前
第4章 忍者忍法大合戦―闇に生き闇に死ぬ
第5章 歌って暴れるマイト・ガイ―歩く日活映画・小林旭
第6章 国民映画VSゲテモノ映画―松竹の異色怪奇映画三本立て特集
第7章 小沢茂弘の活劇世界―娯楽映画はこういう具合にしやしゃんせ
第8章 江戸川乱歩の猟奇パノラマ館―犯罪の見せびらかし
第9章 あなたのリードで島田も脱げる―東映芸者物語
第10章 プログラム・ピクチャーの崩壊―さらば東映
著者等紹介
二階堂卓也[ニカイドウタクヤ]
1947年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業。『キネマ旬報』に連載された「イタリアン・アクションの誇りと栄光」をはじめとする一貫した批評姿勢に共感するファンも多く、その後のジャンル映画再評価に多大な影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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