出版社内容情報
生活の質(QOL)を保った肺がん治療のための、日本で一番、確かながんの情報
日本人の2人に1人はがんになるといわれ、また、他の病気で亡くなる方が減少しているのに、がんで亡くなる方は増えています。一方で、がんの治療方法は医学の進歩とともに発達し、早期に発見する検査方法やからだに負担のかからない治療法、新しい抗がん剤の登場などにより、早期に発見すれば治る見込みのある病気となりました。しかし、さまざまながんに対する情報が氾濫し、適切な治療を受けることができない「がん難民」と呼ばれる人も多く生み出されています。国民の多くが信頼のできるがんの情報を得られるよう、日本ではがん施策の中枢機関として国立がん研究センターが設置されています。本書は、国立がん研究センターの各科の医師の監修のもと、日本全国で通用する科学的根拠に基づいたがんの検査から診断、治療などを詳しく解説し、さらに患者の立場から見たがんの告知や、がんを抱えながらの生活、緩和ケアまで、がんを抱える人とそのご家族がよりよい生活を送るための情報を1冊にまとめました。
基礎知識? 肺がんのリスクは喫煙で上昇
基礎知識? 女性の肺がんが増えている
基礎知識? 肺がんの治療はここまで進歩した
第1章 肺がんが疑われたら
第2章 肺がんの治療
第3章 肺がん治療後の経過とケア
第4章 肺がんが再発・転移したら
第5章 がん治療の共通すること
渡辺俊一[ワタナベシュンイチ]
監修
関根郁夫[セキネイクオ]
監修
目次
第1章 肺がんが疑われたら(早期発見のための肺がん検診;肺がんが疑われる自覚症状 ほか)
第2章 肺がんの治療(肺がんの治療法;手術が必要といわれたら ほか)
第3章 肺がん治療後の経過とケア(手術による息苦しさを軽減する;術後の痛みをとる ほか)
第4章 肺がんが再発・転移したら(がんの転移・再発が見つかったら;苦痛を和らげる緩和ケア ほか)
第5章 がん治療に共通すること(がんと診断されたら;診断されて家族はどうすれば… ほか)