内容説明
キャリアウーマンの娘が突然、うつ病に。毎日のようにメールと電話で会話する母子は、昔の絆を取り戻しながら日常に潜む「未知の恐怖」と対峙する。三田文学から飛翔したネオ・ノンフィクション、鮮烈登場。
目次
1章 エリからの電話
2章 鳥岡青年
3章 うつ病患者の悲しみ
4章 街歩き
5章 クリニックへ
著者等紹介
ひるまちいね[ヒルマチイネ]
本名・比留間千稲。香川県小豆島生まれ。1972年、婦人生活社『ベビー・エイジ』の専属ライターに。1984年、「立体交差」が『月刊カドカワ』“掌篇小説大賞”優秀賞を受賞(『掌篇コンクール傑作集』1985年角川文庫収録)。その後『三田文学』に小説「ラプンツェルや、ラプンツェル」、「女砂金採集者」、「レギュラー満タン」ほかを発表。著書に短篇小説集『ラップ様愛情譚』(1998年市井社)。鎌倉市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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