内容説明
ようこそ、建築とデザインの世界へ。楽しみながら、読んで学べる、入門者のためのアートエッセイ第一弾!教養として知っておきたい、時代をつくった建築家とデザイナーたち。
目次
ONE 日本編―ニッポンの現代建築とデザインの夜明け(ル・コルビュジエ;シャルロット・ペリアン;アントニン・レーモンド ほか)
TWO 北中南米編―受け継がれるミッドセンチュリーの意志(フランク・ロイド・ライト;ミース・ファン・デル・ローエ;フィリップ・ジョンソン ほか)
THREE ヨーロッパ編―バウハウスからモダニズムへ(アルヴァ・アアルト;フィン・ユール;アルネ・ヤコブセン ほか)
著者等紹介
河内タカ[カワチタカ]
高校卒業後、サンフランシスコのアートカレッジへ留学し、卒業後はニューヨークに拠点を移し、アートや写真に関する展覧会のキュレーションや写真集の編集を数多く手がける。米国に30年間暮らした後の2011年に帰国。2016年には自身の体験を通したアートや写真のことを綴った著書『アートの入り口アメリカ編』、及び『ヨーロッパ編』(ともに太田出版)を刊行。現在は京都に本社を置く便利堂の海外事業部を統括し、写真印刷技法であるコロタイプを国際的に広めるために活動を行いながら、ライターとしても日本経済新聞の『美の十選』などへ執筆を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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多喜夢
6
モダニズム建築のことを学ぼうと思って読んた。内容はそれぞれの人物にフォーカスしていて読みやすいが、肝心の作品の写真がなく、イメージがまったくわかない。作家自身の肖像もイラストで、写真ではないので実像がわからない。これでは著者も言いたいことを伝えきれないのではないかと感じた。自分で調べなさいということかな。2021/08/09
zeeen
1
近現代の建築家やデザイナー達の豆知識やエピソードが堪能できた。ネルソンはプロデューサーとして優れた人物で、実はネルソンクロックやマシュマロソファも氏のデザインではなかったとは。2020/11/05
きったん
1
「絵画を見るように、同じ美術館で建築やデザインを見る体験」というのが目から鱗な考えでした。アートに関心はあったものの、建築、家具、工芸、美術などが地続きで調和しているものっていう意識が無かったので一気に世界が広がった気がします。というのは建築に詳しくない僕だからだと思うのですが、「画家が自画像を描くように、建築家が設計し長く住んだ家は、間違いなく彼らの本質や素顔を最もストレートに表しているはず」という著者による建築家の自邸を中心とした解説は初心者の導入に向いていて、写真を調べながら読むのが楽しかったです2020/07/04
さゆう
0
神は細部に宿るとは、ミースの言葉だったのですね。世界中の建築家・デザイナーをさらっと紹介していて、作者の妄想もわずかばかり含まれています。私みたいな何となく興味のある人向けの入門書に最適だと思います。2022/08/25
縁側の座布団
0
スマホでそれぞれの作品を画像検索しながら読み進めた。 世界中に実際に見てみたい建築物がたくさんあり過ぎてため息が出る。2021/09/25