内容説明
これから実際に統計を使う人に最適な入門書。記述統計学・推測統計学、より実用的な回帰分析や分散分析も収録。
目次
第1章 記述統計学
第2章 確率論の基本
第3章 有名な確率分布
第4章 母集団と標本
第5章 統計的推定
第6章 統計的検定
第7章 回帰分析
第8章 分散分析
著者等紹介
涌井良幸[ワクイヨシユキ]
1950年東京生まれ。東京教育大学数学科を卒業後、教職に就く。現在、千葉県立大宮高等学校数学教諭を務め、コンピュータを活用した教育法や統計学の研究に専念
涌井貞美[ワクイサダミ]
1952年東京生まれ。東京大学理学系研究科修士課程修了後、富士通、神奈川県立高等学校教員を経て、サイエンスライターとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひとしろっく
5
他の統計入門書で分からないところがあったので手に取った。以前読んだ本と異なり、入門書として必要な内容は網羅してそう。何故そうなるのか分からないところが少しあったので、別のテキストで確認したい。2020/02/29
がっち
4
簡略的に知るのには良い本。分析と言っても入門部分だが、他の本より読みやすくしようと書いてある。ただ、読んだだけでは身に付かないので、演習本を他に買いましょう。A2011/07/31
(00)
1
統計解析を少しだけ堅い形でおさらい。少し条件の違う解析を何度も同様の手順で行うので、くどく感じるが、手順を確認しながら読み進められた。第一種・第二種の過誤はなんとなく分かっていたけど改めて指摘されてて良かった。 『統計学がわかる』よりも数式、グラフ、定義を意識している。それだけに特に序盤はストーリーがなく定義の羅列なので読み進め辛い(ので読み流した)。「全く数学の知識を仮定せずに」とあるが、一部高校以上の数学と、数式を読む力、グラフを理解する力がある程度必要。2017/08/03
gerumanium
1
基礎的な記述統計学と推測統計学についてまとめたいい本だと思う。2元配置の分散分析まで概念的に易しく教えてくれます。復習をはじめたい方にもはじめてする方にもお薦めです。しかし演習は違う本でしないといけません。あくまで簡略的に知る為の一冊。2010/11/20
まさなる
0
1冊の本に統計の基礎がかなり詰め込んであるが、理論と実際の計算の仕方のバランスが取れている。自分は分散分析のところが参考になった。数式の理論的な背景については説明が省かれているので、その辺は他書で補う必要がありそうだ。2017/09/20