荒川の部落史―まち・くらし・しごと

荒川の部落史―まち・くらし・しごと

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  • サイズ A5判/ページ数 185p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784773899153
  • NDC分類 361.86
  • Cコード C0021

出版社内容情報

浅草から移転した人びと、滋賀県をはじめ各地から仕
事を求めて移住した人びと。いまからおよそ百年前、
そのような「新住民」によって、 東京・荒川の「部
落」は成立した。 一般社会の偏見と差別のなかで、
人びとはどんな仕事に就きながら、 どんな思いでこ
の時代を生きてきたか。
人びとからの丹念な聞き取りと、緻密な文献資料の調査を通して、 ある仕事を必要とする社会が、その技術の担い手を差別するーーという 日本社会と文化のあり方の問題点を抉る。 町の、めまぐるしい変化を背景に描かれた、土の匂いがする地域史。

皮革産業の歴史と弾左衛門 
都市化と産業化のなかで
近代のはじまり
まちの形成と人びとの暮らし
近代の皮革産業がつくられる    
水平社運動の影響と差別糾弾
新谷町に集まる人びと       
戦時下ー疎開、東京皮革の成立
三ノ輪、三河島への移転と定住   
戦後の荒川

内容説明

差別解放とまちづくりへの熱いまなざしによって照射された荒川の部落史。日本の近代化をその底流において担った人びとの「くらし」と「しごと」に刻印された歴史の足跡。

目次

1 皮革産業の歴史と弾左衛門
2 近代のはじまり
3 近代の皮革産業がつくられる
4 新谷町に集まる人びと
5 三ノ輪、三河島への移転と定住
6 都市化と産業化のなかで―明治末から大正時代の三河島
7 まちの形成と人びとの暮らし
8 水平社運動の影響と差別糾弾
9 戦時下―疎開、東京皮革の成立
10 戦後の荒川