出版社内容情報
1965年2月アルジェの国際会議で激烈なソ連批判を行なって帰国したゲバラは、カストロと数日間の会談に入った。2週間後、彼はキューバから忽然と姿を消した。中ソ論争やカストロ路線との狭間で引き裂かれながら、自らの信念に基づいてコンゴに赴いた彼を待ち受けた運命は? 「これほどの孤独感をおぼえたことは初めてだ」と自ら記す、痛切な現代史ドキュメント。
写真「休息するゲバラ」「若きゲバラとカストロ」
内容説明
1965年2月アルジェの国際会議で激烈なソ連批判を行なって帰国したゲバラは、カストロと数日間の会談に入った。2週間後、彼はキューバから忽然と姿を消した。中ソ論争やカストロ路線との狭間で引き裂かれながら、自らの信念に基づいてコンゴに赴いた彼を待ち受けた運命は?「これほどの孤独感をおぼえたことは初めてだ」と自ら記す、痛切な現代史ドキュメント。
目次
第1部 出国の決意
第2部 タンガニーカ湖を渡る
第3部 「闇の奥」にて
第4部 飢え、病気、弾丸、そして脱落
第5部 ディオゲネスの精神とヨブの忍耐
第6部 撤退