出版社内容情報
好きで故郷を離れるアイヌはいない。頼れる人の当てもない東京に、心のよりどころとなる場が欲しい。そんな夢は、今、どのような形をなしているか。
内容説明
レラ・チセは、東京・早稲田にあるアイヌ料理店です。なぜ、アイヌの人びとは北海道を遠く離れたところで暮らすようになったのか。なぜ、レラ・チセのようなたまり場を必要としたのか。開店後三年間で、レラ・チセはどんな店として育っているのか。どんな人が働き、どんな人がお客として来店しているのか―本書は、レラ・チセに関わるさまざまなことを、まるごと一冊にまとめたものです。
目次
第1部 レラ・チセへの道
第2部 レラ・チセの人びと(レラ・チセ講座「レラ・チセへの道」;レラ・チセの人びと)
第3部 レラ・チセあれこれ(レラ・チセへの思い;食はレラにのって―レラ・チセ評判メニュー紹介;「レラの会」の歌と踊りの紹介;「レラ・チセ」で学ぶアイヌ語会話)