出版社内容情報
「我々が米国内で米国の政策を阻止すれば、第三世界の人々が生き延びる可能性は増す」戦後50年の米外交政策を批判的に検討して、大国の世界支配の本質を衝く。
内容説明
「われわれが米国内で米国の政策を阻止すれば、第3世界の人びとが生き延びる可能性は増す」。大国が言う「秩序」が世界を覆い尽くそうとする今何が問題の根本かを問いかけるチョムスキーの新著。
目次
第1章 米外交政策の主目的(我が領土を守るために;リベラル派の最先端;「グランド・エリア」;伝統的秩序の回復;米国の民主主義への思い入れ;「良い例」の脅威;三極化された世界)
第2章 国外の荒廃(米国の「良き隣人」政策;磔にされたエルサルバドル;ニカラグアへの教訓;虐殺の荒野グアテマラ;パナマ侵略;東南アジアへの予防接種;湾岸戦争;イラン=コントラの隠蔽;東欧の将来;世界中へのマフィア貸出)
第3章 国内での洗脳(冷戦の役割;〈特定の〉麻薬に対する戦争;戦争は平和、自由は奴隷制、無知は強さである;本当の社会主義と見せかけの社会主義;メディア)
第4章 展望(状況は変わった;われわれにできること;闘争は続く)