内容説明
暴力的な対立と分断の危機にさらされた社会に、南の世界が指し示す対話と共生のためのヒント。文豪マシャード・ジ・アシスからルーラ大統領まで。激動と困難の時代を生き抜き、つむがれてきたブラジル社会思想のエッセンスを集成。
目次
序章 ブラジル社会思想への誘い
第1部 社会を解剖する(ブラジルの起源を探る―セルジオ・ブアルケ・デ・オランダ;文化相対主義によるブラジル社会論―ジルベルト・フレイレ ほか)
第2部 低開発と闘う(唯物史観による最初のブラジル経済史―カイオ・プラド・ジュニオール;低開発を解明する―セルソ・フルタード ほか)
第3部 社会運動を率いる(先住民族の命の源である森を守る―ラオニ・メトゥティレ;黒人の真の解放を求めて―アブディアス・ナシメント ほか)
第4部 多文化を編む(人間の本性とブラジルの人と社会を描く―マシャード・ジ・アシス;シネマ・ノーヴォの旗手―ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス ほか)
著者等紹介
小池洋一[コイケヨウイチ]
立命館大学経済学部教授を経て同大学BKC社系研究機構客員研究員。開発研究・ラテンアメリカ地域研究
子安昭子[コヤスアキコ]
上智大学外国語学部教授。ブラジル現代政治・外交研究。修士(国際学)
田村梨花[タムラリカ]
上智大学外国語学部教授。ブラジル地域研究・社会学。修士(地域研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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