オーストラリア現代文学傑作選<br> グリーフ―ある殺人事件裁判の物語

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オーストラリア現代文学傑作選
グリーフ―ある殺人事件裁判の物語

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784773818130
  • NDC分類 936
  • Cコード C0097

出版社内容情報

オーストラリア屈指の実力派作家による、衝撃のノンフィクション!父親が運転する車が池に落ち、3人の息子が溺死。これは事故か、…オーストラリア屈指の実力派作家か?取り組んだ、衝撃の裁判ノンフィクション!

父親が運転する車が貯水池に落ち、3人の息子が溺死。これは不幸な事故なのか、それとも別れた妻への復讐なのか?

真相究明を求める法廷で繰り広げられた「悲嘆(グリーフ)」のドラマ。

2005年父の日の夕刻、ビクトリア州の田舎町郊外で、ロバート・ファクワスンが運転していた車が道路脇の貯水池に沈没し、同乗していた3人の息子が溺死した。失神による事故だと説明するファクワスン。しかし現場の不自然な状況、前年に妻シンディと離婚し息子たちとも別れて暮らしていた背景などから、ファクワスンは殺人の容疑で起訴される。無罪を主張する弁護団、綿密な証拠を積みあげ「事故」の可能性を潰していく検察側。家族、友人、警察官、医師、カウンセラーらの証言が錯綜し、真相は杳として掴めない。オーストラリア全土を震撼させた事件の過程をつぶさに追った著者が、悲嘆に満ちた裁判の果てに見たものは何か?

ヘレン・ガーナー[ヘレン・ガーナー]
著・文・その他

加藤めぐみ[カトウメグミ]
翻訳

内容説明

2005年父の日の夕刻、ビクトリア州の閑散とした田舎町郊外で、1台の車が道路脇の貯水池に飛び込む。それは、やがてオーストラリア全土を震撼させる事件の不穏な幕開けだった。失神による事故だと無実を主張する男。離婚した元妻や友人、警察官、医師、カウンセラーらの証言が錯綜し混迷を極める法廷。長きにわたる裁判をつぶさに追った著者が、苦しみの果てに見たものとは?

著者等紹介

ガーナー,ヘレン[ガーナー,ヘレン] [Garner,Helen]
1942年、ビクトリア州ジロング生まれ。メルボルン大学を卒業後、高校教師の職に就く。1977年、小説『モンキーグリップ』で作家デビュー。性と社会的関係、家族という制度の根源を問うテーマの作品を自らや周囲の経験をもとに発表しつづける。また、小説や脚本と並行してノンフィクション作品も多く手がけている

加藤めぐみ[カトウメグミ]
津田塾大学文学研究科修了(文学修士)。ニューサウスウェールズ大学人文学部研究科修了(文学博士)。現在、明星大学人文学部福祉実践学科教授。専門は英語圏文学、オーストラリア地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

16
オーストラリアで実際に起こった、子供を乗せた父親の車が貯水池に落ちた事故。しかし、それは本当に事故だったのか。父親は裁判に……という法廷での争いを忠実に描いたルポタージュ。読みごたえはありますが、正直言って、小説のような物語性やドンデン返しを期待しないほうがいいかも。これは実際に、そういうことがあったというノンフィクションなのです。そしてこの事件のおそらくは本当の問題点を指摘した訳者あとがきが良かったです。2019/03/23

トト

5
オーストラリアのノンフィクション小説。 息子3人を乗せた車が貯水池に落ち、父親だけが生き残った実在の事件の裁判を、傍聴した作家が小説化した。 事件の真相をドラマチックな展開で解明していく、というより、数多くの関係者が淡々と証言し、裁判が粛々と続く。 感情移入するほどキャラが立つこともなく、とにかく淡々と。登場する人物たちをどれだけリアルに想像できるか、読者の力量が試される小説といえるかも。2019/02/09

ジム

2
実話。表紙の写真の意味が分かり余計に怖くなる。起こったことは変わらない。どんな理由があったとしても。2019/01/05

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