内容説明
時代は、アジア・太平洋戦争を挟む1930年代から1950年代まで。舞台は、東京、神奈川、筑豊、満州、上海、浅草。実在した作家、鹿地亘の波瀾万丈の動静と、幻のダンサー、上海リルの軌跡を結び合わせた先に見えてきたものは?戦争へと向かう社会の実相を明かすエンターテインメントの荒業!
目次
第1部 戦前の闇に潜る(昭和の闇に潜る;モダニズムとコミュニズムの昭和;風の噂のリルを尋ねて ほか)
第2部 戦中の闇に潜る(上海「大世界」―魔鏡の裏側;桃源郷のリリー;仮面都市の魯迅と完造 ほか)
第3部 戦後の闇に潜る(「私はバカだった」から「日本死ね!」まで;一寸先の闇;運命の再会 ほか)
著者等紹介
猪俣良樹[イノマタヨシキ]
作家、ジャーナリスト、脚本家。元NHK国際局チーフ・ディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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