内容説明
創世記神話に始まり、遊牧民としての移動、定住、覇権争い、内戦、イスラム化、ヨーロッパ列強の進出、それに続く植民地支配と奴隷貿易、そして戦われるジハード(聖戦)―19世紀末のプル王国滅亡までを描いた、壮大なる民族叙事詩!
著者等紹介
モネネムボ,チエルノ[モネネムボ,チエルノ] [Mon´enembo,Tierno]
1947年、ギニアのポレダカに生まれる。ギニアは、他のフランス領植民地に先駆けて1958年に独立したが、独立当初から就任したセク・トゥレ大統領の独裁支配を嫌って、1969年に亡命した。その後、象牙海岸(コート・ジボワール)やセネガルで暮らしながら、創作活動を始めた。著書にLes ´Ecailles du ciel『空の鱗』(黒人アフリカ大賞、サンゴール賞受賞)、『みなしごたちの長男』(熱帯賞受賞)、Le Roi de Kabel『カヘルの王』(ルノド賞受賞)などがある
石上健二[イシガミケンジ]
1949年、東京に生まれる。高校卒業後、アテネフランセでフランス語を学び、渡仏。パリ大学文学部仏語講座に2年間在籍した後、パリ美大で美術を学ぶ。画家として、サロン・ドートンヌ、サロン・ナショナル・デ・ボザールなどに出品。1979年以降は、フランス語圏アフリカ諸国(象牙海岸、セネガル、ベナン、マリ、ニジェール、ギニア、モーリタニア、コンゴ民主共和国など)での、繊維工場運営、学校・病院建設現場や浄水場改修計画現場で通訳の仕事に携わりながら、アフリカの作家の文学作品に親しむようになって、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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