内容説明
激しい空爆に苛まれる陥落寸前のベルリン。苛酷な状況下の民衆の生を圧倒的な筆致で描きだす。
著者等紹介
セルジュ,ヴィクトル[セルジュ,ヴィクトル] [Serge,Victor]
1890年、亡命ロシア人の両親のもとブリュッセル(ベルギー)に生まれる。10代の頃より自活しながらさまざまな社会運動に身を投じ、社会主義系、アナキスム系の新聞、雑誌に寄稿。1909年にパリに移る。その後、「ボノ事件」に連坐して約5年間収監。国外追放となり向かったバルセロナで「バルセロナ蜂起」に加わるも失敗、逮捕。再びパリに戻つて収監され、1919年に捕虜交換のかたちで革命下のロシアに移動する。ソヴィエト政権下では共産党員として国際的に活動するも、次第にスターリンとの対立を深め、1928年に党を除名、苛酷な弾圧にさらされる。1941年、メキシコに亡命。同地で1947年に心臓発作により死去した
角山元保[カクヤマモトヤス]
1939年東京生まれ。東京外国語大学フランス科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科(仏文学専攻)修士課程修了。同博士課程満期退学。元早稲田大学教授(教育学部、2005年退職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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