目次
初期詩編『地と唇』(一九四七年から一九五三年まで、二〇〇三年改稿)
『不動の反逆』(一九五三年から一九五九年まで、二〇〇三年改稿)
『丸腰 一』(一九五九年から一九六〇年まで、二〇〇三年改稿)
『カスティーリャ・ブルース』(一九六一年から一九六六年まで、二〇〇四年改稿)
『丸腰 二―視線の受難』(一九六三年から一九七〇年まで、二〇〇三年改稿)
『嘘の記述』(一九七五年から一九七六年まで、二〇〇三年改稿)
『墓石』(一九七七年から一九八六年まで、二〇〇三年改稿)
『寒冷の書』(一九八六年から一九九二年まで、一九九八年および二〇〇四年改稿)
『毒薬の書』(一九九五年)
『消失が燃える』(一九九三年から二〇〇三年まで、二〇〇四年改稿)〔ほか〕
著者等紹介
ガモネダ,アントニオ[ガモネダ,アントニオ] [Gamoneda,Antonio]
1931~。スペインの詩人。内戦終結後のフランコ独裁体制下で恐怖と極貧の生活を強いられ、まともな教育を受けることもできず、独学で自らの詩の世界を構築した。処女詩集『不動の反逆』(1960)ではまだ抑えられていた表現が、フランコ将軍の死をもって開花する。しかし、評価されるには相当の歳月を要した2006年にスペイン語圏で最高の文学賞であるセルバンテス賞に輝いた。画家・彫刻家・写真家とのコラボ作品も多く、レオン大学からは名誉博士号を授与されている
稲本健二[イナモトケンジ]
1955年生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)大学院修士課程修了。同志社大学グローバル地域文化学部教授。スペイン文学専攻。マドリード・コンプルテンセ大学およびアルカラ・デ・エナーレス大学で在外研究。文献学、書誌学、古文書学を駆使して、セルバンテスやロペ・デ・ベガの作品論を展開。国際セルバンテス研究者協会理事。さまざまな国際学会で研究発表をこなし、論文のほとんどはスペイン語で執筆。元NHKラジオ・スペイン語講座(応用編)およびテレビ・スペイン語会話担当講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。