目次
『ちびくろ・さんぼ』を抱えた男の子
子どもたちの心に絵本を届けたい
絵本プロジェクトは公民館から始まった
一通のメールから広がる絵本の輪
日本中から届いた絵本の贈り物
初めて被災地へ絵本を届けた日
「えほんカー」をつくりたい
子どもたちの笑顔が待っていた
二三万冊の絵本に込められたメッセージ
絵本サロンへの道
希望するということ
著者等紹介
歌代幸子[ウタシロユキコ]
ノンフィクションライター。1964年新潟県生まれ。学習院大学文学部卒業後、出版社で女性誌などの編集者を経て、独立。人物ルポルタージュを主に、スポーツ、教育、事件取材等を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa
27
こんなにも素晴らしいプロジェクトが震災後に活動していたなんて知らなかった!打ちひしがれているだろう子供達に絵本を届け、読み聞かせを行ってきた「3・11絵本プロジェクトいわて」。国際的な名編集者・末盛千枝子の想いがさざ波のように拡がり、発災後2年間で23万冊の絵本が岩手に集まり、275ヵ所の被災地へ10万冊を届けるに至った。絵本は親から子へ伝えたいことの原点があり、生きていく力となるものだからこそ、本を送った人達もその可能性に突き動かされたのだろう。絵本を受け取った笑顔の子供の写真に涙が溢れてくる。15722015/04/30
ちいさな図書館
10
自分自身はどうしていいか分からずに立ちすくんでしまっていた時、こんな活動をしていた人たちがいたなんて…!そして心の活動はとかく後回しにされがちな中で、本の力を信じ、活動していく大人がこんなにたくさんいたなんて…励まされる思いがした。自分の無力さに落ち込むばかりだったけれど、自分がやれること、信じることを積み重ねていけば何かできることが必ずあるんだ。無駄なことなんて無い。離れていても仲間がいる。嬉しくもあり、また頑張ろうと気持ちも新たになる本だった。2015/03/18
魂の叫び
5
初めて借りました。読みながら読書メーターの読みたい本が増えてく増えてく!読んでいて切ないところもありましたが絵本って大切だよな〜最初の本は絵本なんだよな〜と。皆さんのお薦めの絵本があれば教えてくれたら嬉しいです。2015/05/04
takao
2
ふむ2022/10/05
水色さくら
2
◎/私は本の力を信じているけど、そうでない人がいるのも知っている。本なんて食べられないじゃないか、と言われたらぐうの音も出ない。でも、食べ物があるだけでは生きた心地がしない、という人がいるのも知っている。こんなにたくさんの人たちが、本の力を知っていて、生きるために本を必要とする人たちのために行動を起こした、ということに、感動するし、感謝したい。2016/03/13