内容説明
日米開戦前夜の東京。権謀術数が渦巻く混沌のなかから、歴史的スクープを連発した駆け出しの米国人記者がいた。戦争という不条理の前に、自らの意思で立ちはだかろうとした人間たちのドラマ。
目次
プロローグ 『グッバイ・ジャパン』とニューマンの奇蹟
謎・その1 渋沢正雄との奇遇
謎・その2 ゾルゲ・グループとの遭遇
謎・その3 グルー大使との癒着
謎・その4 東京倶楽部と外国人受難の日々
謎・その5 ハワイ休暇の奇蹟
エピローグ 新聞記者とスパイの狭間で
著者等紹介
伊藤三郎[イトウサブロウ]
ジャーナリスト。1940年、兵庫県生まれ。63年、慶応義塾大学経済学部卒、朝日新聞社入社。経済部記者を経て78‐80年、ロンドン特派員。雑誌「AERA」副編集長、編集委員、フォーラム事務局長、朝日カルチャーセンター・札幌社長、福山大学客員教授などを歴任。94‐96年、「政府税制調査会」特別委員。現在、日本記者クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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