内容説明
次代を担う理論家/実践家たちの配置と主体の問題をめぐる思考。
目次
馬に乗るように、ボールに触れ、音を奏でるように、人と関わる―dispositionという概念によるアプローチ
対談「世界・環境・装置―“ディスポジション”の可能性をめぐって」
イエスの“接近=ディスポジション”―近づくという行為・行為の伝達
行動資源の配置―財貨の生態学と人々の生活学
人間らしさを配置する―Cyclopsをめぐって
心身の再配置のために―デカルト哲学に見る意志の発生と機能
“配置”をめぐる論理と非論理―建築の四つのテキストから
マティスの布置―見えないものを描く
様式の“配置”、主体性の“処置”―伊東忠太“世界建築図”と「日本国民」
著者等紹介
柳澤田実[ヤナギサワタミ]
1973年生まれ。東京大学総合文化研究科博士課程修了。現在南山大学人文学部専任講師。哲学・キリスト教思想専攻。宗教的経験や美的体験を、行為と環境との相関関係において捉える方法論を探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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