内容説明
民族間の対立・衝突やテロ事件に悩む世界の国ぐに。外国人労働者の増加によって変化しつつある私たちの社会。気がつけば、世界はさまざまな「民族問題」であふれている。でも、民族って一体なに?どうして民族が問題になるの?「クラッシュ」「ホテル・ルワンダ」「ライフ・イズ・ミラクル」など、数かずの話題の映画を観て、民族問題の背景を知る。
目次
第1夜 「極北のナヌーク」をみて話す 異民族との最初の出会い(ファースト・コンタクト)
第2夜 「地下の民」をみて話す 西洋が侵入し支配した時代
第3夜 「アルジェの戦い」をみて話す 独立を求めて民族は闘う
第4夜 「ぼくの国、パパの国」をみて話す 人びとが移動する「ひとつ」の世界
第5夜 「クラッシュ」をみて話す 自己主張し、衝突するエスニック
第6夜 「ライフ・イズ・ミラクル」をみて話す 創られる「民族」という神話
第7夜 「ホテル・ルワンダ」をみて話す 民族問題の影に隠れるものの正体
著者等紹介
山中速人[ヤマナカハヤト]
1953年兵庫県生まれ。関西学院大学総合政策学部メディア情報学科教授、社会学博士、MSW。関西学院大学社会学部卒業後、同大学大学院を経て、合衆国イーストウエストセンター奨学生としてハワイ大学大学院スクール・オブ・ソーシャルワーク修士課程修了。イーストウエストセンター・コミュニケーション研究所助手、文部省放送教育開発センター(現メディア教育開発センター)助教授、東京経済大学コミュニケーション学部教授、中央大学文学部教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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