内容説明
空間、時間、身体、生きられる経験の根源にまでさかのぼり、その概念の再構築を通して、グローバリゼーションへの対抗的理念を提示する。
目次
序章 ポストモダンにおける歴史の復権―歴史認識をめぐる政治闘争
1 グローバル時代を読む―日常性、ジェンダー、市民権、都市文明(グローバリゼーションと対抗的ヘゲモニー;グローバル資本主義の権力的秩序と性差別―マリア・ミースに寄せて;グローバリゼーションとポストナショナルな市民権 ほか)
2 空間の政治(日常生活批判から空間論へ;“空間の生産”の問題圏;生きられる経験の収奪と空間の政治)
3 ポストモダンへの対抗的社会像(ポストモダンの市民社会像;ポストモダンの社会主義像;ポストモダンの時代認識と社会主義戦略)
著者等紹介
斉藤日出治[サイトウヒデハル]
1945年、長野県伊那市に生まれる。社会経済学専攻現在、大阪産業大学経済学部教員
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