目次
1 はじめるために必要な道具
2 誰がなにを信じているか?―一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
3 誰がなにを信じているか?―アジアの場合 ヒンドゥー教、仏教
著者等紹介
ドロワ,ロジェ=ポル[ドロワ,ロジェポル][Droit,Roger‐Pol]
国立科学研究センターの研究員。「ル・モンド」の時評欄担当
藤田真利子[フジタマリコ]
1951年生まれ。翻訳家
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感想・レビュー
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ゴコ
4
GW帰省して久しぶりの図書館で読んだ。宗教とは何か?の疑問を簡潔に教えてもらえた。一神教、多神教の時間軸の違いなどわかりやすかった。無神論と不可知論の違いも良くわかった。面白かったのは仏教は元々、生きる為の知恵であったのだが、家内安全などの祈りを込めて儀式化したことで金銭が発生し、宗教となったという事であった。知恵の部分を調べてみたいと思った。2016/05/03
鈴木双葉(全日本目が死んでる団団長)
2
薄い本ですが内容は充実しているように思います。特に最後の一言に表れていますが、著者のフェアな視点はとても好感が持てます(まぁ、それゆえに、一神教を信じている人ではなさそうな気もしますが)。一神教における「死後」の扱いについて、もうちょっと言及が多くても良かったかな、という気はします。それにしても、日本ならともかく、フランスの現代っ子がけっこう宗教オンチになってるって話は、ちょっとびっくり。あと、バハイという宗教のことを初めて知ったわ。2012/04/15
ニョンブーチョッパー
1
◎2010/05/31
なつき
1
【はしプロ宗教15】『娘と話す 宗教ってなに?』読了。子どもと宗教について対話するという形式。手に取れば小さくて薄くて、入門的なハンドブックと思いそうなんだけれど、根底にある思想がかなりの程度で多文化主義だなあ。多文化主義がいけない、のではなく、入門としては注意が必要かなと。2017/03/20
haji
1
▼「宗教」の概念を、出来る限り誤解・偏見のないよう努めつつ、慎重に(何せ語りかける相手は幼い娘なのだ)説明してくれる一冊。▼とある学問についての情報そのものより、それらに対する認識を会話の中で丁寧に積み上げていくプロセスがこのシリーズの魅力。らしい。▼でも本当に、質の高い会話は読んでいるだけでものすごく勉強になりますね。頭にすり込まれるというか。▼他にも「哲学」「非暴力」など色々あるようなので、それも読んでみよう。2010/10/14