内容説明
田中正造―人間として譲ることの出来ない何事かに賭けた巨人。その思想の遍歴の過程を、現在のために、つぶさに明かす。
目次
第1部 自由民権家田中正造のあゆみ(田中正造における思想形成;自由民権家として)
第2部 鉱毒とのたたかい(民党政治家として;「亡国」に抗して ほか)
第3部 「谷中学」の苦難のみちすじ(廃村と復活;憲法と自治 ほか)
著者等紹介
小松裕[コマツヒロシ]
1954年山形県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、熊本大学文学部教授。主な著書に『田中正造 二一世紀への思想人』(筑摩書房、1995年)、『「韓国併合」前の在日朝鮮人』(共編著、明石書店、1994年)、『史料と分析「韓国併合」直後の在日朝鮮人・中国人―東アジアの近代化と人の移動』(共編著、明石書店、1998年)
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