出版社内容情報
「恐怖や脅威は、私の小説の主要なテーマのひとつ
だ。特定の人間に対して感じる恐怖ではなく、見知ら
ぬ環境や状況がもたらす恐怖だ」
「小説家としての私のキャリアにおける最大の事件
は、モロッコへ出かけたことと、グアテマラで生まれ
たことだと思っている」
・・・・ロドリゴ・レイ
ローサ
内容説明
耳を澄まし、目を凝らして、ファナティックな人間と組織が陥りやすい狂気の世界を描くレイローサ。だが、ときおり息をひそめるように、語り口が寡黙な作家は、たっぷりと余白を残した描き方に留めて、物語の解釈は私たち読者に委ねられている。