ビルマとミャンマーのあいだ―微笑みの国と軍事政権

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784773632026
  • NDC分類 302.238
  • Cコード C0026

内容説明

アジア「最後の秘境」は満面の笑みで旅行者をいざなう。笑顔のかげには人権抑圧の強権政治。辺境や僻地で日々苦闘する人々を温かな目で撮し取った「現代ビルマ」事情。

目次

1 ラングーン―黄金の寺院とリサイクルの町
2 中央ビルマ―古都マンダレーへの道
3 現世と来世―パガン遺跡とインレー湖
4 モンとカレンの大地―マイノリティの苦闘
5 シャン州・麻薬ロードを行く―国境に生きる人々
6 カチン州・イラワジ川紀行―イルカを巡る冒険
7 チン州・いにしえのアジア―辺境の住民
8 アラカン州・少数民族の現実―差別の歴史

著者等紹介

瀬川正仁[セガワマサヒト]
映像ジャーナリスト。1978年、早稲田大学第一文学部卒業。80年代後半より映像作家としてアジア文化、マイノリティ、教育問題などを中心に、ドキュメンタリーや報道番組を手がける。日本映画監督協会会員。日活芸術学院講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ののまる

6
まだ軍事政権下の話だけど、今にずっと通じる問題であって、勉強になった。2019/06/27

1
こう言う本を読まないと、日本がミャンマーとこの国を呼ぶことに対してなんの疑問も持たないという現実が怖い。でもそれよりビルマには周りの人みんなが政府の悪口を言った人を密告する制度があるってのがもっと怖いwwwさらにせっかくの遺跡を現代風に作り替えちゃうとかもう卒倒レベルの怖い国。いくら個人個人の人柄がいいって書いてあってもフォローになってないよw2012/11/08

のりまき せんべい

1
ビルマの多様な民族文化が描かれている本。ミャンマー、行きたいゼ(^u^)  日本で難民認定を受けれず、米国に亡命した大学生の一言。 「私はビルマ政府はほんとうにひどい政府だと思ってきました。でも、日本に来て学んだことがありあます。政府がひどいのはなにもビルマだけではないんです。むしろビルマはイギリスの植民地になったことがある分、日本よりはもう少し基本的人権のなんたるかを知っているのかもしれません。」p256  この本の出版が2007年、新しいビルマ本(できればアウンサン当選後)のものをもう一冊読みたい。 2012/07/21

yosuke31

0
ビルマの魅力を紹介しつつもその中には常に軍政の影が付きまとう。あとがきに本を出すにあたって協力した人がイニシャルで記載されているところも遠い異国で起こっていることをリアルに感じさせる。2011/12/19

hosoihosoi

0
ビルマ族主体の軍事政権と、それに対する少数民族。その構図と政府発表の情報と食い違う実情が非常によくわかる。ただパガン遺跡群=世界遺産という誤った記述はどうしたものか・・・2011/07/15

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