出版社内容情報
バスを乗りこなせれば、旅はもっと面白くなる。旅行者がよく使う路線に絞ったバスの乗りこなし術を中心に、バンコクを歩き、移動し、楽しむための案内書。【内容】バンコク・スケッチ（市街編・近郊編）／市場ウォッチング／バス（バス・カテゴリー／切符を読む／路線番号について／バスの乗り方）／ボート／都市鉄道／その他の交通機関／交通無法地帯バンコク／レストラン／飲みものと甘味／ホテル／ショッピング／映画／ショー／情報源と情報収集のしかた
【１】 バンコクを歩く
バンコク・スケッチ〈市街編〉
オールドバンコクを歩く①――バンコク散歩の華
オールドバンコクを歩く②――サムプレーンをめざして
ニューバンコクを歩く①――スクムウィット通りをエカマイまで
ニューバンコクを歩く②――シーロム通り
市場ウォッチング
バンコクの市場
市場ガイド
①チャトゥチャク市場／②サパーンプット夜市
③ルンパーム市場／④プラトゥナーム市場
⑤ボーベー市場／⑥タリンチャン水上市場
バンコク・スケッチ〈近郊編〉
アーンシラーからバーンセーンへ
クレット島（コ・クレット）
バーンサイ・ロイヤル・アートフォーク・センター
【２】 バンコクを移動する
バ ス
バンコクのバス
バス・カテゴリー
【図解】切符を読む
運行別カテゴリー
その他の運行
路線番号について
バスのインバウンド・アウトバウンド
バスの乗り方【実践編】
ボート
チャオプラヤー・エクスプレスボート
運河
①セーンセープ線／②プラカノン線
③バンコクヤイ運河／④バンコクノイ運河
都市鉄道
ＢＴＳ
ＢＴＳの乗り方
その他の交通機関
タクシー
セーリーセンターとシーコンスクエア
映 画
タイ映画のあらまし
バンコクの映画館
シネコンの長所・短所
タイ式映画鑑賞法
ショー
タイの歌世界
歌謡ショーの手引
キャバレーショー
リケー
旅行基礎情報
情報源と情報収集のしかた
■まえがき
バンコクはマニラとほぼ同緯度だ。マニラ経由バンコク行きの飛行機は、そのまま西へ水平移動ということになる。マニラからバンコクへは南下するものとばかり、長いあいだ私は思っていた。時間地理の概念をあてはめると、とてつもなく大きな都市ということになる。なにしろちょっとした距離を移動するのにも二時間くらいかかる。言うまでもなく渋滞のせいだ。
人それぞれの感じかたはもちろん違うだろうが、私にとってはアジアの諸都市のなかでは、バンコクが一番居心地がいい。同感だという人は多いはずである。本社から帰国命令がだされたが、タイに居たいがため会社をやめた日本人、本国で定年退職した人が、再びかつての勤務地だったバンコクに戻ってきて暮らし始める、そんな話をときおり見聞する。バンコクは、あるいはタイは、外国人には垣根の低い国である。日本は金を稼ぐ国であって住む国ではない、と日本に出稼ぎにくるアジア人によく言われるが、その点ではタイとは好対照である。
バンコクは人間の体にたとえるなら、集中治療を要する重症患者に見立てられる。渋滞、騒音、排ガス、土ぼこり、雨降りの道路冠水など、およそ考えられる環境の悪さをおおかた身
内容説明
アジアの都市には、街と積極的に関わろうとする姿勢がないと、旅人をはじき飛ばしてしまうエネルギーが波打っている。とりわけ日本という温室のような国から来た旅行者は、アジアに対する免疫力が弱い人なら、都市に街に萎縮してしまう。そのような人には、ただうるさくて、ごみごみしている街としか映らない。バンコクも多分にその毒を秘めているが、ひとたびなれると、これほど居心地のいい街もない。そんなバンコク歩きの極意を伝授します。
目次
１ バンコクを歩く（バンコク・スケッチ（市街編）
市場ウォッチング ほか）
２ バンコクを移動する（バス；ボート ほか）
３ バンコクで満足する（レストラン；飲みものと甘味 ほか）
４ バンコクを楽しむ（ショッピング；映画 ほか）
著者等紹介
近石広信［チカイシヒロノブ］
１９５０年生まれ。岡山県倉敷市出身。’８４年の中国旅行を皮きりにアジアの旅に目覚める。’８８年よりタイを中心に東南アジアを旅する。アジアへの関心はますます深まり、今後もタイのみならずアジア各国への旅を続けていく予定である。目下、タイ以外に興味のある国と地域はベトナム、台湾、韓国
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