満州における日本人経営新聞の歴史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 370p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784773624076
  • NDC分類 070.222
  • Cコード C3000

出版社内容情報

中国東北部(旧満州)で発行されていた日本語新聞の全貌を明らかにする。周知のとおり日本の新聞界は戦前、度重なる新聞法の改悪もあって、政府や軍部の御用紙と堕していった。1905年に初めて日本人発行による日本語新聞が創刊されて以来数々生まれた新聞は、中国への侵略へどんな役割を果たしたのか。本書では特に、満鉄の機関紙であった『満日』を中心に敗戦までの歴史を詳述する。

内容説明

戦前、満州地域だけで、日本語の新聞が、日刊紙だけでも五五紙も発行されていた。これら日本語新聞以外にも、中国語・ロシア語・英語・朝鮮語の新聞も数多く日本人によって創られた。なぜ、こんな「新聞繁栄の時代」があったのか。膨大な史料・文献を渉猟し、当時のジャーナリズムや新聞経営者の報道姿勢を検証。

目次

第1部 日本語新聞の歴史(序論・研究の意図;草創期の日本語新聞;満鉄傘下の新聞;関東軍統制下の新聞)
第2部 大陸政策と『満日』(序論・研究の意図;満州事変以前の『満日』の論調;満州事変前後の『満日』の論調;まとめ)