内容説明
本書は、抑うつ・気分障害への単なるマニュアル的なワークブックではない。治療戦略の中心部分をなすのは認知行動療法の理論であり、その内容は、日常生活が抑うつ気分に支配されないよう、クライアントの「感情→思考→行動」に変化をもたらすための多くのツール(80種類の道具、最新の知見)を紹介、解説したものである。さらに認知の再構築、行動活性化、マインドフルネス瞑想、コンパッション(共感・感情)に焦点を当てる、対人関係評価票、行動タイプ、等の現場で役に立つワークシートやチェックリストを多数収録している。
目次
悲しみを利用する
流れとともに生きる
問題をとらえる
心の中の批評家を黙らせる
充電の時間をとる
心のトレッドミルを止める
現時点をとらえる
過去について熟考する
あなたの夢を抱きしめる
他者との絆を築く〔ほか〕
著者等紹介
クラーク,ディヴィッド・A.[クラーク,ディヴィッドA.] [Clark,David A.]
PhD.カナダのニューブランズウィック大学心理学教授で、不安障害やうつ病に対する認知行動療法の専門家としても広く知られていて、これまで25年にわたり臨床に従事してきた。認知行動療法学会の創設評議員、カナダ心理学会の評議員でもある
高橋祥友[タカハシヨシトモ]
1979年、金沢大学医学部卒業。東京医科歯科大学、山梨医科大学、UCLA、東京都精神医学総合研究所、防衛医科大学校を経て、2012年より筑波大学医学医療系災害精神支援学教授。医学博士、精神科医
高橋晶[タカハシショウ]
1996年、昭和大学医学部卒業。医学博士、精神科医。2012年より筑波大学医学医療系災害精神支援学講師
今村芳博[イマムラヨシヒロ]
1990年、鹿児島大学医学部卒業。医学博士、精神科医。2014年より筑波大学医学医療系災害精神支援学助教
鈴木吏良[スズキリラ]
1995年、同志社大学卒業、2005年、京都ノートルダム女子大学大学院卒業。臨床心理士、産業カウンセラー。2013年より筑波大学医学医療系災害精神支援学助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。